
認知症カフェ
WFOTとは、世界作業療法士連盟(World Federation of Occupational Therapists)という国際機関のことであり、作業療法の世界的な普及と発展、教育・研究水準の向上などを目的とする組織です。
WFOT認定を受けるためには、カリキュラムや教員数、臨床実習の時間が一定水準以上に達していることが必須であり、その水準は、日本の厚生労働省の定めた教育基準よりも大幅に厳しいものです。WFOTの認定を受けることで、教育水準の高さが証明されています。さらに海外で作業療法士として働くには、WFOT認定校を卒業することが条件となっています。作業療法士の資格を取得し本校卒業後、世界で作業療法士として活動することができます。
今後は日本国内そして世界でも活躍できる作業療法士の養成を行っていきます。
東京福祉大学心理学部との併修制度(ダブルスクール)により、心理学研究法や発達心理学など、心理や精神分野について専門的に学びます。学士(大学卒業資格)に加え、心理学などの知識も幅広く身につけることができ、認定心理士資格も取得することができます。障がいなどにより、生活のしづらさを感じている方々に「その方らしい生活」ができるよう、「こころが動けば身体が動く」をモットーに心を通じて、身体にアプローチする作業療法士を目指します。
4年間の授業で、作業療法専門科目と心理系大学科目を修得します。
これにより、認定心理士資格をもった作業療法士をめざすことができます。
作業療法の理論を理解し、必要な知識や技術を修得します。また、国家試験に向け徹底した指導、本学園独自の国家試験対策講座により、難関の国家試験に合格する力を身につけることができます。
東京福祉大学のカリキュラムによって、作業療法の関連領域である、心理や精神分野についてより専門的に学びます。
大学の学習で身に付けた心理領域の知識を患者様やご家族の対応に生かせる。
カルテや報告書書類を作成する高い文章力が身に付いている。
患者様やご家族に対して礼節をわきまえた態度で接することができるプロ意識とコミュニケーション能力が身に付いている。
患者様にあったリハビリ計画を立案できる思考力、問題発見・解決能力が身に付いている。
身体障害領域 「身体障害領域」は、病気やけが、事故などの後遺症で運動機能が低下したり、体にまひが残ったりして、日常生活・社会生活に支障のある人を対象とした領域です。作業療法士は子どもから高齢者まで、幅広い年齢層の患者の治療を行います。 |
精神障害領域 「精神障害領域」は、統合失調症や認知症などの精神障害により、日常生活に支障のある人を対象とする領域です。身体障害領域と同様に、作業療法士は幅広い年齢層の患者の治療を行います。 |
老年期障害領域 老年期障害領域」は、加齢にともなう身体機能・認知機能などの低下により、日常生活や社会参加に支障をきたしている高齢者(65歳以上)を対象とする領域です。 |
発達障害領域 「発達障害領域」は、自閉症や脳性まひ、知的障害、学習障害、発達障害など、心身の発達を妨げるような障害がある子どもを対象とした領域です。 |
作業療法士の8割以上が身体合併症をもつ精神障害者に対応した経験があり、精神-身体の診療科目の垣根を越えた連携が求められています。作業療法士は身体だけでなく、心の治療も行います。
心のスペシャリスト「認定心理士」という強み! | 精神障害領域への就職先が広がる! |
心も見れる作業療法士として身体障害領域でも重宝される! | 子どもから高齢者まで幅広い世代の心理に向きあえる作業療法士! |
公立西知多総合病院/愛知医科大学メディカルセンター/松阪市民病院/社会医療法人蘇西厚生会 松波総合病院/医療法人愛生館 小林記念病院/医療法人五星会 新横浜リハビリテーション病院/医療法人社団明星会 西濃病院/医療法人生生会 松陰病院/医療法人厚生会 福井厚生病院/医療法人啓仁会 豊川さくら病院/医療法人 整友会/株式会社 LITALICO(児童発達支援・放課後デイサービス)/医療法人財団愛泉会 愛知国際病院 など
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サークル活動
作業療法士は、身体や精神に障がいのある人が、その心身機能を回復し、日常生活・社会生活に復帰できるように、食事や入浴などの日常生活の動作から、家事・芸術活動・趣味・スポーツなどといった生活の中における作業や動作などを用いて訓練・指導・援助を行なうリハビリテーションの専門職です。
病気やケガにより、今まで当たり前にできていた生活(歩く、入浴、学校に行く、友達と話す など)ができなくなってしまった患者様に身体だけでなくこころのケアも行ない、その方らしい生活をサポートします。
本校には毎年700件を超える求人が来ているため、新卒で就職先を探す際も一般企業より探しやすい状況にあります。医療施設以外に介護・福祉施設にも就職先がありますが、2022年度実績は身障分野66.7%、高齢者分野33.3%の実績でした。
また、近年は自宅で自立した生活を望む患者様も増えているため、デイサービス(通所介護)を行う施設での求人も増えています。デイサービスではリハビリに加え、患者様の孤立感を減らしていくことも作業療法士の重要な役割です。
幅広い分野で活躍ができますが、本校の強みは、学生の希望分野先に教員がアプローチし、必ず希望分野に就職できるようサポートしている事です。
本校では、「こころが動けば身体が動く」をモットーにこころを通じて、身体にもアプローチできる認定心理士の資格を持つ作業療法士を育成しています。全国201校の養成校のうち、作業療法士・認定心理士・学士の資格を取得できるのは本校だけです。
病院・診療所(心療内科、精神科含む) 介護老人保健施設
訪問看護ステーション身体障害者福祉センター 特別支援学校
児童福祉施設 保健センター 行政関係 など
理学・作業名古屋専門学校で東京福祉大学卒業資格と作業療法士の国家資格を取ることで2万~4万円程度の資格手当が出る病院・施設が多くなります。
テキストと過去問で集中的に学習
4年次10月中旬から2つのテキスト(基礎医学について、臨床医学について)を使用して1限目から4限目まで学んでいきます。模擬試験も随時行います。2週目を過ぎてからは、「作業療法の治療学について」「基礎作業療法学について」という2つのテキストを使用して1限目から4限目まで学んでいきます。模擬試験の復習、国家試験対策演習も行います。これを11月中旬まで続けます。そして、11月に医療系テキスト出版社の模擬試験を2度行います。
模試の復習、国家試験対策演習
11月下旬からは、本番に向けて国家試験に過去出題された問題について学びながら、模擬試験の復習、国家試験対策演習を行います。12月には2度にわたり医療系テキスト出版社の模擬試験も行います。
本番に向けて週1度の模試を実施
12月中旬からは国家試験に過去出題された問題、国家試験対策演習を中心に、これまでの1~4限に加え夜間学習も行い、年末年始(一部休みあり)も行われます。12月下旬からは国家試験対策演習で集中的に学び、1月に4度、2月に3度模擬試験を行い、模擬試験の復習を含め、試験日に向け最後まで学び続けます。
愛知県立豊田高等学校 出身
身近な人が作業療法を受けているのを間近に見て、私も同じように人の役に立てる仕事に就きたいと思い、本校に入学しました。本校は学士(大卒資格)と高度専門士の両方を取得できるので、卒業後は即戦力として働けるだけでなく、心理学を対人補助職である作業療法に活かせるのではないかと感じました。
もし授業でわからないことがあった場合は、すぐに先生に質問できる環境があります。先生方は最後まで熱心に教えてくださります。どの先生も距離がとても近くて話しかけやすく、質問もしやすいので、安心して学べます。知識などを深められる短期留学や海外研修が用意されているのも本校の魅力だと思います。
医療法人珪山会 鵜飼リハビリテーション病院 勤務
2020年度 卒業
中京高等学校(岐阜県) 出身
中学時の職業体験でセラピストの仕事を見たことが、作業療法士をめざすきっかけになりました。専門知識や技術を使って患者様のできなかったことをできるようにする。そんな姿に惹かれたのです。国家試験合格をめざして勉強している時、本番2ヵ月前の模試で合格点より低い点数を取りました。その時、担当の先生が朝から晩まで勉強に付き合ってくださり、自信を取り戻すことができました。そして国家試験に無事合格。先生に感謝しています。
現在は急性期の病院からリハビリ適応を判断された患者様のリハビリを行うとともに、自宅などに帰れるように退院後の自宅環境設定やサービスの決定などを担当しています。作業療法士は他職種と違い、患者様のデマンドや身体機能、活動、環境、個人因子などを元に、何が重要でどうしたら退院後に幸せで健康的な生活を送れるかを考えなければいけません。とても難しい仕事ですが、病院の仕事で結果を出し、将来的には学校の先生になれたらと考えています。