1.作業療法士になるには？

作業療法士は、リハビリテーションの専門家として、患者様が日常生活や社会生活に復帰するための支援を行う国家資格職です。

作業療法士になるためには、文部科学省または厚生労働省が認定する養成機関で学び、国家試験に合格する必要があります。この養成機関として専門学校と大学がありますが、どちらを選ぶべきか悩む人も多いでしょう。

以下で、それぞれの特徴を詳しく見ていきます。

1.1.専門学校の場合

専門学校に進学する場合は、医療系や保健医療系などの作業療法士養成課程を提供している学校を選ぶ必要があります。

リハビリテーションに特化した専門学校も多く、在学期間は3年または4年です。

4年制の専門学校を修了すると、「高度専門士」という称号が与えられ、大学院への進学も可能に。

専門学校では、授業を通じた学びに加え、実習に重点を置いたカリキュラムが特徴です。3年制の場合、大学に比べて早く現場に出られる点が魅力です。また、学費が抑えられるのも短期間の専門学校ならではのメリット。

学費に関しては学校ごとに異なるので、十分に確認すると良いでしょう。

さらに、一部の専門学校には夜間部が設置されており、仕事を続けながら作業療法士を目指したい社会人にとっては良い選択肢となります。

1.2.大学の場合

大学に進学する場合は、医療系や保健医療系の学部で、作業療法士の養成課程が設置されていることを事前に確認することが大切です。大学では4年間をかけて、作業療法士になるために必要な知識やスキルをじっくりと学べる環境が整っています。

作業療法に関する専門的な学びや実習に加えて、一般教養や語学、さらには興味に応じた選択科目を履修できる場合があります。大学ごとに特色ある教育が行われていることもあり、学ぶ内容の幅が広いのが特徴です。

幅広い分野を学べることで、卒業後の選択肢が広がる点も大学のメリットの一つ。在学中に身につけた知識を活かして、異なる分野との組み合わせを考えることも可能となるでしょう。

卒業後は国家試験を受けて作業療法士として活躍する道のほか、大学院へ進学してさらなる学びを追求する選択肢もあります。

一般的には、作業療法士としての実務においては、大学院に進学せずに働き始める選択肢が主流です。

2.作業療法士を目指すために知っておきたい！専門学校と大学の違い

作業療法士を目指す際、大学と専門学校の違いについて、設備や環境、学位、入学試験などさまざまな視点から確認することが大切です。

以下に、それぞれの特徴を整理しました。

2.1.設備や環境の違い

大学と専門学校では、学ぶための設備や環境に違いがあります。

・大学

学校教育法によって設備の基準が定められており、学習環境が整っていることが多いです。教員の質や教育に必要な施設も充実しており、最先端の機器が導入されている場合もあります。

・専門学校

専門的な知識や技術を習得するための設備は備えられていますが、図書室や食堂など全体的な施設の整備状況は学校によって差があります。

そのため、事前に学校のホームページを確認したり、実際に見学して設備を確かめることがおすすめです。

2.2.得られる学位の違い

大学と専門学校では、卒業後に得られる学位にも違いがあります。

・大学は「学位」

大学を卒業すると学士の学位が授与されます。

この学位があると、大学院への進学が可能です。さらに大学院で修士課程や博士課程を修了すると、それぞれ修士または博士の学位を得ることができます。

・専門学校は「専門士」または「高度専門士」

3年制の場合専門士、4年制の場合高度専門士という称号が与えられます。

高度専門士の資格があると大学院への進学も可能ですが、専門士の資格ではそのままでは進学できないため、4年制の学校に編入が必要です。

将来的に大学で教える立場を目指す場合は、修士や博士の学位が求められるため、大学院進学を視野に入れると良いでしょう。

2.3.入学試験の違い

大学と専門学校では、入試の方法や評価基準も異なります。

・大学

私立の場合は総合型選抜や学校推薦型選抜、一般選抜、共通テスト利用選抜などさまざまな形式が行われます。

国立大学では、共通テストと二次試験を組み合わせた試験が一般的です。

・専門学校

学力だけでなく適性や人間性を重視する傾向。面接がある場合や、学校によってはグループディスカッションが課される場合もあります。

このように、大学と専門学校では入試の内容や合格基準が異なるため、自分に合った方法を選ぶことが重要です。

大学と専門学校、それぞれに特徴があるので、自分の将来の目標や学びたい内容に合った進路を選ぶ参考にしてくださいね。

3.自分に合っているのはどっち？

[alt=3人の人物が楽しそうに屋内を歩いている画像。学校内を歩く学生のイメージ。画面の左上には"自分に合っているのはどっち？"のテキスト。]

ここまで、専門学校と大学を比較してきました。「自分に合っているのはどっちだろう？」と、悩んでしまう方もいるかもしれません。

ここからは、大学に向いている人と専門学校に向いている人に注目してどっちが自分に合っているのか考えてみましょう！

3.1.大学に向いている人

大学では、専門的な知識はもちろん、教養科目も幅広く学ぶことができます。

そのため、将来、作業療法士としての活躍だけでなく、さまざまな可能性に挑戦したい人におすすめです。

・幅広い知識を身につけたい

作業療法士としての知識だけでなく、社会科学や人文科学など、さまざまな分野を学びたい人。

・将来の選択肢を広げたい

大学院に進学したり、研究者を目指したり、多様なキャリアパスを検討している人。

・じっくり学びたい

時間をかけてじっくり学びたい、大学ならではの学生生活を楽しみたい人。

3.2.専門学校に向いている人

専門学校では、作業療法士になるために必要な知識や技術を短期間で集中的に学ぶことができます。

実践的なカリキュラムが充実しており、卒業後はすぐに現場で活躍できるよう育成されます。

・短期間で実践的なスキルを身につけたい

できるだけ早く現場に出て働きたい人。

・効率的に学びたい

作業療法士に必要な知識や技術を効率的に学びたい人。

・経済的な負担を軽減したい

学費を抑えたい人。

どちらを選ぶべきか迷っている場合は、以下の点で考えてみましょう。

・あなたの学びたいスタイルは？

・将来の目標は？

・経済状況は？

以上を考えてみて、あなたに合った進路を選択しましょう！

また、理学・作業名古屋専門学校の作業療法学科は、実践的なカリキュラムと最新の設備・充実した就職支援で、作業療法士を目指す方に最適な環境を提供しています。

次の章でくわしくお話していきますのでお見逃しなく！

4.作業療法士を目指すなら理学・作業名古屋専門学校がおすすめ

作業療法士を目指すあなたに、「理学・作業名古屋専門学校」をご紹介します！

理学・作業名古屋専門学校は4年制の学科で東京福祉大学との併修制度を実施しています。

つまり、専門学校と大学のカリキュラムを両方履修することにより、専門学校に通いながらも、大学卒業資格である「学士」を取得可能なのです！

理学・作業名古屋専門学校の特徴は、以下の4つ。

・実践的なカリキュラム

カリキュラムの中には、現場で即戦力となるための実習や演習が豊富に組み込まれています。これにより、理論だけでなく実技もバランスよく習得できます。

・最新の設備

最新のリハビリテーション機器や施設が整備されており、実際の医療現場に近い環境で学ぶことができます。

・就職支援

医療業界との強いネットワークを活かし、高い就職率を誇っています。個別のキャリアサポートも充実しており、卒業後の進路も安心です。

・資格取得サポート

国家試験対策も万全で、高い合格率を維持しています。専門の講師陣が丁寧に指導し、試験対策をサポートします。

5.まとめ

作業療法士を目指す際、進学先として大学と専門学校のどちらを選ぶかは重要な決断です。ぜひこの記事を参考に、進路をじっくり考えてみてくださいね。

進学先を選ぶ際には、あなたの目指す将来像や学びたい内容に合った選択をすることが大切です。

迷ったら、オープンキャンパスに参加してみましょう！

実際に学校に行って、雰囲気を感じたり、先生や学生に話を聞いてみたりすることで、より具体的なイメージが掴めるはずです。

あなたの未来が素晴らしいものになることを心から応援しています！